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#610 あたしはメトロガール [文学]

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「あたしはメトロガール」ジャネット・イヴァノヴィッチ箸
 
 ジャネット・イヴァノヴィッチの新シリーズらしい。
 そして驚くべきはソフトバンク文庫となっていること。ソフトバンクは文庫本まで手を広げたらしい。
 当然、主人公はステファニーではない、全く別の物語だ。
 ステファニーシリーズとの大きな違いはこちらの方がよりシリアスであり、より大がかり(国境をまたいだ物語)になっていること。
 ハリウッドが映画化しそうな、いや映画化を目的として書かれたような。と表現できる娯楽アクションロマンスとなっている。
 ステファニーシリーズのような大爆笑はないものの、楽しく面白い。エンディング近くのハラハラドキドキ感はかなりのもの。
 それでもステファニーシリーズとの共通点はある。
 主人公が強がっていても内心は怯えていたり、パニックに襲われたり、超個性的な人物との間に友情が生まれ、協力を得られたり、女性なら誰もが羨むような男性に愛され、自分から積極的にアプローチはしないものの、拒絶はしない微妙なプライドなど。
 
 楽しくて面白いお勧めの小説。
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#599 新刊が待ちきれない [文学]

若き女船長カイの挑戦シリーズ(米、英ではヴァッタ家の戦争シリーズ)の新刊が待ちきれない。
著者のエリザベス・ムーンの公式サイトを見てみたら米国ではシリーズ第5作目が出版されていた。
日本ではまだ3作目なのに。
 
日本でのシリーズ
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米国でのシリーズ
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このシリーズについては以前の記事↓を参照
http://ryou920.blog.so-net.ne.jp/archive/c5367697-4
 
まだか、まだか
本当に待ちきれない。
 
 
それにしても、公式サイトの海外出版されている本の紹介ページで、日本でも出版されていることには全く触れられていないのはなぜ?
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#598 愛は千年を超えて [文学]

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 今から千年前のお話です。
 西ヨーロッパに小さな王国がありました。
 野原には花々が咲き誇り、白い雲が流れゆく青空を鏡のように映し出す、それはそれは美しい湖がありました。
 その湖の畔を王子と、つい先週結婚の約束をしたばかりの隣の王国の姫が手をつないで楽しく語り合いながら散歩をしていました。
 そこへ、黒魔術師の残党が現れました。
 
 王子の国と姫の国がお互いに協力し合って国々を悪の支配下に置こうと企む黒魔術師の軍団と戦って勝利したのは一年前のことでした。
 しかし、今でも生き残った黒魔術軍団の残党が森に潜み、時折表れては悪事をはたらいていたのです。
 
 王子は姫を護ろうと剣を抜いて姫を自分の後ろに下がらせ、魔術師の前に立ちはだかりました。
 しかし、隠れていたもう一人の黒魔術師が突然背後から現れ、振り向いたときには姫は魔術によって猫に変えられていました。
 そばに駆け寄り、膝をついて猫を抱き上げようとしたその瞬間に王子も魔術をかけられ、白馬になってしまったのです。

 それから離ればなれにされ、何世代もの間、黒魔術師が世の中から1人もいなくなってからも魔術は解けず、王子は馬として姫は猫として生まれ変わりを繰り返していたのです。
 ああ、なんということでしょう。
 千年の時を経て、今二人は再会したのです。
 何世代もの間、動物として生きていながら、ずっと離ればなれでいながら、会った瞬間にお互いが誰か分かったのでした。
 白馬になった王子は柵に近寄り、猫になった姫は柵に駆け上がって寄り添い、顔をくっつけお互いの愛が千年という時をものともしないほど強かったことを証明しました。
 
 その時です、その愛の強さに二人は金色に光り輝き、そのあまりにも眩しい輝きに魔術は力を失い、二人はめでたく人間に戻りました。
 その瞬間は光が強すぎて写真は真っ白になってしまいましたが、その直前の様子だけはこうして写真に残っているのです。

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#587 魔法の船 [文学]

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「魔法の船」アン・マキャフリー&ジョディ・リン・ナイ箸
 
歌う船シリーズ第5弾のこの作品には今までにない驚きに満ちている。
なんとSFにもかかわらず、魔法使い、魔術師たちが登場する、さながら魔法VS人類最高技術の宇宙船とでも言おうか。
それだけではない、これ以上に驚くべきことがたたみかけるように次から次へと起こる。
マキャフリーのアイディアは尽きることがないらしい。
 
そして、マキャフリーは女性へと成長する過程にある少女の姿を誇張することなく、美化せずに実に見事に描いている。
美しい少女に魅了され、一途さに翻弄されながらも自分がもっとも必用としている女性はどういった人なのか、それに気づいていく男性の姿もまた実に見事に描かれている。

マキャフリーの歌う船シリーズはSFでありながら、人の心、その成長を描いた作品集だ。
このシリーズは登場人物だけではなく、読者の心の成長をも促進させてくれる。
人の心の成長具合というものは年齢イコールではない。
何かかが欠落している人、バランスを失って傾いている人、様々だ。
このシリーズは欠落している何かを、アンバランスな何かを多少なりとも埋めて真っ直ぐになる手助けをしてくれる。
ただ、問題があるとすれば、小説自体が面白すぎてそのことに全く気づかずに読み終えてしまう人もとても多いだろうということ。
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#573 友なる船 [文学]

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「友なる船」アン・マキャフリー&ボール箸
 
歌う船シリーズ4作目。
アン・マキャフリーとマーガレット・ボールの共作。
本当に驚くほどの色々なパターンの若者たちの成長が描かれている。
新米宇宙船は悩みながら起こった出来事に対して精一杯対応してゆく、心が少しずつ成長してゆく、経験から多くを学んでゆく。
一方では異星人との交流・交渉の手腕に能力を開花させる者、他方では悪魔のようなダークな世界に全能力を注ぐ者たち。
これほど多くの物語を複雑な物語をよく400ページほどに収めたものだ。そして驚くべきことは、それでいてとてもスムーズに読み進めることができ、全く飽きさせず、しかも複雑でありながら分かりやすいということ。
アン・マキャフリーの才能の凄さを思い知らされる。
本当に面白い。
 
あとがきでアン・マキャフリーとマーガレット・ボールがどのようにして共作していったかの記述がある。
アメリカで本書が出版されたのが1992年だ、まだインターネットなど一般化されていないこの時代に、日本ではパソコン通信と呼ばれていた時代に二人はEメールでやりとりしていたという。
そして、出版直前には二人はチャットでファンの質問に答えるということまでやっていた。
日本では筒井康隆が日本人作家初のワープロ使いとして有名だけど、SF作家というものは本当に時代を先取りしている。
 
 
 
 
 
 
今週のMy Music更新
今週は池田綾子さんの「手紙」
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